[ug-jposug] [翻訳] OpenSolarisコミュニティの状態、2010年7月
Hiroshi Chonan
chonan @ pid0.org
2010年 7月 15日 (木) 10:55:00 UTC
長南と申します。
7月12日付の OGB ( OpenSolaris Governing Board ) の会議の内容がすでに
各所で話題となっており、日本においてもニュースとして取り上げられています。
■ OpenSolaris理事会、オラクルに対し解散を示唆
http://japan.cnet.com/news/business/story/0,3800104746,20416852,00.htm
ここ半年、様々なタイミングで色々な言説が飛び交い、我々はそういったものに翻弄
されてきたわけですが、今回は特に今後の OpenSolaris がどうなるのかという問題
をはらんでおり特に重要な内容であるというのと、Oracle 内部の方は話したくとも
話せない事情もあるかと思われますので、生意気ではございますが、ogb-discuss
にポストされた OGB 会議の報告について訳出してみました。
■ [ogb-discuss] The state of the OpenSolaris Community, July 2010
http://mail.opensolaris.org/pipermail/ogb-discuss/2010-July/007984.html
なお訳出については意訳している部分や誤解している部分、誤訳などあるかと思い
ますので、正確なところはオリジナルのメールをあたっていただければと思います。
また、メディアによっては、OGB 解散が既定路線となったかのような報道がなされ
ているようですが、OGB解散からOpenSolarisプロジェクト廃止という流れを許容
するのではなく、状況によっては新しいやり方を模索しないといけないという趣旨の
ことを OGB メンバーの Peter Tribble がブログに書いています。余裕のある方は
こちらも併せてご覧ください。
■Moving OpenSolaris forward - The Trouble with Tribbles... ( Peter Tribble )
http://ptribble.blogspot.com/2010/07/moving-opensolaris-forward.html
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Hiroshi Chonan <chonan @ pid0.org>
Tokyo OpenSolaris User Group co-Leader
SCA # OS0255
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[ogb-discuss] OpenSolarisコミュニティの状態、2010年7月
コミュニティの皆さん、
以下に示すのは月曜日の OpenSolaris 理事会 ( OGB ) での私たちのコミュニ
ティの将来に関する行動の概要です。OGB全体を代表して、そして OGB 全体の
方針として、私は Oracle のチーフカスタマーオフィサーの Jeb Dasteel に
コピーを送信しました。
-John
OGB は Sun とオープンソース開発コミュニティの間で Solaris 開発の協調関
係を規定する機関として 2006 年に公認されました。それ以来、4 期にわたっ
て OGB メンバーがコミュニティを弁護し、共同開発の協調関係が円滑に動く
ことを確実にするために最善を尽くしてきました。2 月の Oracle の Sun 買
収と、今年 3 月に行われた 5 期目の OGB 選挙の後、状況は一変しました。
すなわち Sun/Oracle と私たちのコミュニティの協調関係はもはや存在しなく
なったのではないかと思われるようになったのです。OGB メンバーや候補者、
担当役員、上級 Solaris 管理担当、コミュニティのリーダー、Web サイトの
サポートスタッフ、メーリングリストの貢献者、ブロガーを含む大部分の
Oracle スタッフは距離をおき、私たちのコミュニティとの対話を停止したの
です。
Oracle の協調がなければ、OGB や開発コミュニティができることは事実上何
もないのです。主力のOpenSolarisディストリビューションが存在せず、IPS
リポジトリは停滞し、ビルド手順の説明は現在のソースではもはや機能せず、
コミュニティで開発されたコンポーネントの設計レビューでさえ、Oracle の
密室で行われています。そのような状況は、あたかも Solaris オペレーティ
ングシステム周囲に置かれた、オープンな共同開発の精神が死んでしまった
かのようです。
共同開発から撤退し、コミュニティの権利を奪うことに結びついた Oracle の
通信途絶は、OGB が OpenSolaris の集積された改善点を弁護するという役割
を果たし続けることを極めて困難にしています。
月曜日の会議で、私たちは OGB の将来について 3 つの選択肢を検討しました:
1.Oracle に OGB と連絡をとるよう、引き続き待つ。
2.Oracle の関与なしでコミュニティを活性化する働きかけを行う。もしくは、
3.2005 年に想像されていた共同開発の協調関係は、Oracle がサポートを望む
ものではなかったことを確認し、それを解散する。
下に示した活発な議論の結果は、上記の 3 点すべてを結びつけた動議となり
ました。すなわち、私たちはあと1か月 Oracle が連絡役を指名するのを待ち、
コミュニティを活性化する働きかけを行い、それが叶わなければ OGB を解散
し、コミュニティの管理を Oracle に返還するというものです。動議の文面は
こちらです:
Neale Ferguson による動議: OGB は OpenSolaris への理解とオープンな開発
を促進し、 Oracle と共にコミュニティを代表して活動したく思っているが、
それとして、OGB は 2010 年 8 月 16 日までに OpenSolaris の将来および
OpenSolaris コミュニティとの相互作用について話す権限を持った連絡役を
Oracle が 指名することを必要としている。さもなければ、OGB は 8 月 23 日
の会議において Oracle へコミュニティの管理を返還する OGB 憲章の条項を
発動するための行動を講じる。Dennis Clarke 賛同 。全会一致で承認。
私たち OGB メンバー ( また、全体としてのコミュニティの一員として ) の誰
もがコミュニティが解散するのを見たくはありませんので、私たちはこのメッ
セージが、コミュニティを活性化させ活動的なものとなる結果もたらす Oracle
による何らかの行動の呼びかけのために読まれることを熱望しています。Oracle
が再び従事する意思がある限り、このボード ( OGB ) はどんなに時間がかかる
かにかかわらず、Oracle と共にそれが起こるように働き続けることを約束しま
す。
/s/ -John Plocher
OGB 議長
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